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お勧めの本「モタさんの”言葉”」1・2

2022.11.04

お勧めの本「モタさんの”言葉”」1・2
 先日「松本春野(まつもとはるの)」さんという
絵本作家さんを紹介していただきました。

お名前だけでは、どのような方か
ピンとこなかったのですが、

画家で絵本作家のいわさきちひろさんが
父方祖母にあたるそうで。

そんなプロフィールを知って
すぐに松本春野さんの世界を知りたくなり
いくつかの絵本を手にしました。

そのうちの一冊がこちら

モタさんの“言葉” 2 単行本(ソフトカバー) – 2013/11/12
https://onl.sc/71Srihd
です。

斎藤茂太(さいとうしげた)さんは
斎藤茂吉さんを父に、
北杜夫さんを弟に持たれており

精神科の医師として患者さんの治療に携わられてきたほか
文筆活動を続けてこられ、2006年に逝去されています。

このようなお二方によって

極上の言葉と
暖かでやわらかで見覚えのある人々の景色が
紡ぎ出されており
懐かしく
深く、
心に沁みわたる
大人向けの絵本でした。

詳しくは
本を手にしてお読みになっていただきたいのですが
(彦根市立図書館にもあります✨)

特に印象に残ったフレーズを抜粋して
ご紹介させていただきます。

「今(発行日2013年11月11日)の人たちは
夫婦は、家族は愛し合うものだと
思い込んでいる。

だからその前提が崩れると
すぐに別れるとタンカを切り(省略)
いとも簡単にくずしてしまう。

会社や仕事に対しても(省略)。

人生に握力を持った方が
魅力ある人になれる」


年を重ね
さざ波を潜り抜けてきたからなのでしょうか。

まさしくそうだなぁと
思います。

もちろん
暴力などにより
安全が脅かされる場合は別として。

私がここで
持論を述べるより
ぜひみなさんにも手に取っていただき
味わってみていただきたいと
思います。

(相談員:瀧口)