
先日、Aさんが、こんなことを打ち明けてくださいました。 「最近、家族が優しいんです。 夕飯も、今日はレトルトでいいよ~と言ってくれるし、 子どもたちを外に連れだしてくれたり 外食に連れて行ってくれるようになったし。 とっても不思議なんです。」と。 その方は、少し前から体調を崩し 食事の支度をすることが辛くなってきていました。 それでも「家族のために、私がご飯作らなきゃだめだ!!」 と、思って、無理をして作っていたそうです。「でも、とうとうこれ以上無理がきかなさそうな状態になり もう、これ以上無理はしない!って決めたんです。 そしたら、夫が優しくなった。 こどもたちも、自分たちのことは自分たちでするようになった。 こんなに急にかわるのが、不思議なんです。」 と、あたたかいまなざしで、そしていつもよりも 柔らかい口調で話してくださいました。
そしてこれまでのご自身を振り返り、 「体調が悪い時でも無理をしてご飯を作っていたときは 夫が手を出すことができないくらいの オーラを出していたのかもしれませんね。 家事は私がしなきゃだめだ! 母として家事が出来なきゃだめだ! そう、できないとダメだと思っていたのは、自分自身だった。 家族にとっては 私はそこに居るだけでも、OKだったんです。」 と、話してくださいました。 ・ この方もそうなのですが 子どもの頃に親から 「お姉ちゃんなんだから」 「一番年上なんだから」などと言われ 我慢した経験が多い人は、 大人になってもその頃の我慢の癖が消えず だれかを頼ったり甘えたりすることが苦手で 「甘え方がわからない」とおっしゃることが多いです。 最初は甘えることにも大変な勇気がいるでしょう。 でも、まずは、これ以上頑張れない自分を許し、 そのうえで、助けてほしい時には 「私は○○手伝ってもらえると嬉しい。」 のように、まずは、素直な自分の気持ちを表現してみては いかがでしょうか。 これまで、誰かに甘えた経験が少ない方は その気持ちさえ、うまく伝えることが難しいかもしれませんが なんでも、経験。 試行錯誤しながら、いつのまにか上手に甘えることが できるようになると思います。 ・ そして、助けてもらったら忘れず笑顔で 「ありがとう」を。 みんなが優しくなったと話してくれたAさん。 こんな素直に「ありがとう!}って言ってもらったら みんな、また張り切ってママを助けよう!と思っちゃうくらい 素直に「ありがとう」の気持ちを伝えられていたようです。

無理をしないでいいのにゃ~